風疹(ふうしん)

風疹は風疹ウイルスに感染してから2~3週間後に赤い小さな発疹が全身に現れます。発熱を伴わないこともありますが、発熱した場合3日間持続します。3日で治ることから“三日はしか”ともいわれますが、はしか(麻疹)とは異なる病気です。

小児にかかりやすい病気「風疹(ふうしん)」

治療

風疹に対する治療薬はありませんので、予防接種(ワクチン)による予防が最も大切です。頭痛や関節痛、発熱の症状があれば解熱鎮痛剤を、かゆみが強いときはかゆみ止めを処方します。

家庭で気をつけること

食事や入浴などはいつも通の生活でかまいません。

受診の目安

  1. ぐったりして元気がないとき
  2. 熱が3日以上続くとき

保育所・学校

学校保健安全法で「発疹が消えるまで出席停止」と定められています。熱もなく、発疹がすべて消えたら行ってもかまいません。

予防接種

1歳のときと小学校入学前1年間の2回接種することで風疹を予防できますので必ず接種してください。

監修者情報

及川 茂輝 院⻑

東京大学文学部大学院終了後、福島県立医科大学医学部に入学。その後、神奈川県立こども医療センター、国立病院機構横浜医療センター、横浜市立大学医学部付属病院での勤務を歴任。「あかちゃんとこどものために世界で一番よいクリニックを創る」ことを使命とし、育児に悩むお父様、お母様の気持ちに寄り添う医師として診療を行う。・日本小児科学会認定 小児科専門医
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医