とびひ

とびひとは、あせも、湿疹、擦り傷、虫さされなどをかき壊し傷口から黄色ブドウ球菌や連鎖球菌が感染して起こる病気です。これらの細菌は健康な皮膚には感染しませんが、皮膚に傷ができていたり、アトピー性皮膚炎があったりすると、皮膚の抵抗力が低下し感染しやすくなります。これをかき壊した手でほかの場所をかくと、かいた場所で水ぶくれができてしまいます。離れた部位にも火事が「飛び火」するように病変が拡がっていくため、「とびひ」と呼ばれています。

小児にかかりやすい病気「とびひ」

治療

とびひの治療は傷の部位や大きさにより、抗菌薬の飲み薬や塗り薬を処方いたします。かゆみがひどいときには、かゆみ止めの薬を処方いたします。

家庭で気をつけること

とびひと似た症状の疾患

とびひと似た症状の疾患には、アトピー性皮膚炎、水いぼ、あせも、接触性皮膚炎、水ぼうそうなどがあります。
気になる症状があれば、当院までご相談ください。

保育所・学校

とびひの程度によっては1~2日間、休んでもらうことがあります。

監修者情報

及川 茂輝 院⻑

東京大学文学部大学院終了後、福島県立医科大学医学部に入学。その後、神奈川県立こども医療センター、国立病院機構横浜医療センター、横浜市立大学医学部付属病院での勤務を歴任。「あかちゃんとこどものために世界で一番よいクリニックを創る」ことを使命とし、育児に悩むお父様、お母様の気持ちに寄り添う医師として診療を行う。・日本小児科学会認定 小児科専門医
・日本アレルギー学会認定 アレルギー専門医