こんな症状が出たら

こんな症状が出たら…迷わずご来院下さい。

それぞれのタイトルをクリックまたはタップすると、内容が開きます。

突然熱を出した

感染しているウイルスや細菌に対してお子様の免疫がたたかっている大事なサインです。

観察のポイント

  • 体温の変化を記録しましょう。
  • 発熱以外の症状がないか確認しましょう(とくに意識や呼吸の症状)。

自宅でのケアのポイント

  • 氷水で太い血管のある腋の下などを冷やしましょう。
  • こどもは脱水症になりやすいので水分を少量ずつこまめに飲ませましょう。
  • 汗をかいたら着替えをしましょう。

のどや気管支の粘膜に付いたウイルスや細菌などを体の外に出そうとして起こる反応です。

観察のポイント

  • いつ(日中、夜間)、どんな(痰があるかないか)咳をしているか?
  • ゼイゼイしていたり、変な咳をしているときは熱がなくても早めの受診が必要です。
  • 咳で夜眠れないほど咳が多い場合も早めにご来院下さい。

自宅でのケアのポイント

  • 安静にしましょう(興奮していると咳が出やすいです)。
  • こまめに水分を飲ませましょう。

鼻水、鼻づまり

鼻の粘膜に付いたウイルスや細菌などを体の外に出そうとして起こる反応です。
鼻水が鼻の奥にたまったり鼻の粘膜がむくむと鼻づまりになります。

観察のポイント

  • 鼻水の色(透明、黄色)は?
  • 夜眠れないほどの鼻づまりがある場合は早めにご来院下さい。
  • 鼻づまりを解除する治療を行います。

耳の痛み

観察のポイント

  • しきりに耳に手をやり顔をしかめたり機嫌が悪かったりする場合もあります。
  • 中耳炎の可能性がありますので早めにご来院下さい。
  • 中耳炎の有無を調べます。

下痢

夏には夏かぜ、冬にはノロウイルス、春にはロタウイルスによる胃腸炎が流行します。
回復後も数週間はウイルスが便の中に排泄されるので、オムツ交換や便を処理した後は手洗いをしっかりしましょう。

観察のポイント

  • 便の性状、色、量、回数
  • 発熱や嘔吐がないか?

自宅でのケアのポイント

  • こどもは脱水症になりやすいので水分を少量ずつこまめに飲ませましょう。
  • 食欲がない場合は無理に食べさせる必要はありません(食べたいものがあれば無理せず食べても構いません)。
  • 回復してきたら消化のよいものを少量ずつから開始しましょう。
  • オムツをしているとおしりがただれやすいので清潔にした上で軟膏を塗りましょう。

これら以外でも、お子様のことで困ったときは迷わずご来院下さい。

「はたらくパパ・ママ しってる?病児・病後児保育 子どもの病気 あわてないガイド」
(平成25年度厚生労働科学研究費補助金 病児・病後児保育の実態把握の質向上に関する研究班)に加筆・改変