total allergist(総合アレルギー専門医)を目指して
アレルギー疾患をお持ちの患者様へ
アレルギー疾患の治療で、どの科を受診すればよいのか分からなくて困っていませんか。
現在の医療体制では、喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、それぞれ、小児科だけでなく、診療科が別々に分かれてしまっている傾向があります。
そのため、例えば、
・喘息もありアレルギー鼻炎もある患者様
・アトピー性皮膚炎もあり食物アレルギーもあり喘息もある患者様
などでお困りの方は、あちこち彷徨ってしまい悩んでいる方が多いように思えます。
湘南台あかちゃんこどもクリニックのアレルギー科では、アトピー性皮膚炎も食物アレルギーも喘息もアレルギー性鼻炎もすべて一緒に診察いたします。
もはやあちこちクリニック巡りをする必要はありません。
アレルギー疾患でお悩みの方はぜひ湘南台あかちゃんこどもクリニックにご相談ください。
アトピー性皮膚炎
湿疹が起きたり治ったりを繰り返し皮膚が乾燥する病気です。湿疹を繰り返したりすることで肌が乾燥し、肌のバリア機能が低下したり、ほこりや食べこぼしなどに含まれるアレルゲンへの接触によって、また湿疹を起こすという悪循環に陥りやすい特徴があります。
アレルゲンへの接触を避けるというだけでなく皮膚のバリア機能を回復させるそしてバリア機能を高めた状態を維持するということを目標にして治療をしていきます。
通常のスキンケアの対策とアレルゲンへの対処進めていくことで最終的に、
- 肌のかゆみがない
- 肌がキレイな状態になる
- ぐっすり眠れる
という状態を目標にしていきます。
アトピー性皮膚炎は、早い場合には生後2ヶ月頃から見られる病気で、年齢が上がっていくにつれて患者数は減少するといわれますが、発症する年齢が遅いほど治療が難しくなると言われています。アトピー性皮膚炎を発症する前であっても日頃からスキンケアをしっかりと行うことが大切です。
保湿剤の使い方や塗り方など、お肌に関するお悩みもお気軽にご相談下さい。
アトピー性皮膚炎の治療については、こちらをご覧ください
また、アトピー性皮膚炎の治療として、塗り薬による治療に加えて、「生物学製剤(デュピクセント皮下注)」と「光線療法(紫外線療法)」を取り入れています
詳しくは、こちらをご覧ください
気管支喘息
空気の通り道である気管支に炎症が起こり、徐々に空気の通り道が狭くなって咳が出たり、ゼーゼーする、息苦しいと言った症状を起こします。
特に症状がひどくなるのが、気温差の大きい季節の変わり目や夜中明け方といった時間帯で、呼吸が苦しくなるということがあります。
お薬で気管支を広げるという治療も重要ですが、気管支喘息の原因となるダニやホコリ、ハウスダスト、カビや動物の毛といったアレルゲンへの露出をできるだけ減らすために、こまめに掃除機をかける、部屋の中をきれいにするなど身の回りの環境を整えるということも大事です。
原因物質を吸い込むことで気管支が炎症を起こし、さらに気道が敏感になり症状を繰り返すこともあるので、できるだけ症状を引き起こさないようにしましょう。
アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・花粉症
アレルギー性鼻炎は、植物の花粉やダニなどが原因で鼻づまりや鼻水、くしゃみを引き起こす病気です。特に植物の花粉によって起こるアレルギー性鼻炎を花粉症と呼びます。
アレルギー性結膜炎は、同様の原因によって起きる目のかゆみ夜涙目、充血などを引き起こす病気です。
アレルギー性鼻炎の中でも植物の花粉など、季節に応じて起きるタイプは季節性アレルギー性鼻炎といい、ダニなどの年間を通して存在する原因で起きるタイプは通年性アレルギー性鼻炎と言います。症状の現れ方や重症度に応じて、抗アレルギー薬の服用や、点鼻薬点眼薬を使って治療していきます。
一般にアレルギー性鼻炎の薬で効き目が強いものについては眠気の副作用が強いということがあります。服用回数や服用する時間帯、患者様のライフスタイルに応じて薬を使い分けていきます。
鼻水や鼻づまりがあったりくしゃみが止まらないといった場合には、勉強に集中できない、呼吸が苦しくなる、頭がぼーっとするといった影響を及ぼすことがありますので、いつものことだからと放置しないで、一人一人に合わせた治療をしていくことが大切です。
また、スギ・ダニが原因のアレルギー性鼻炎に対して根治治療が期待できる舌下免疫療法を当院は行っております。
詳細はこちら
食物アレルギー
食物アレルギーは特定の食べ物を食べた後にアレルギー症状を起こす病気です。
代表的な症状は以下のようなものです。
- 肌の赤み、腫れ、湿疹など
- 嘔吐
- 下痢
- 口や身体の痒み
- じんましん
食物アレルギーで乳児期に多い原因は卵や牛乳、小麦粉などがあります。離乳食への移行期に症状が見られることがよくあり、食べてすぐ皮疹や痒みが出る場合や、しばらくしてから嘔吐をすることがあります。
エビやカニ、そば、果物などが原因の食物アレルギーもありますが、こちらは年齢が上がるにつれて増えていきます。
必要以上の摂取制限はお子さまの発育に影響があるため、原因となっている食物を除去しながら身体の発達に十分な栄養バランスを整えたり、原因の食物を少しずつ食べてアレルゲンに対する身体の過剰な反応であるアレルギー反応を徐々に慣らしたりするなど、症状を診ながら治療を行います。
昆虫アレルギー(ハチや毛虫など)
昆虫アレルギーはハチに刺されたり、毛虫に触れたりして起こるものや、蝶や蛾、ゴキブリのようなアレルゲンを吸い込むことによって起こるものなどがあります。
昆虫に刺されて起きる症状としては、痛みや痒みがあります。
特に痒みは刺された際に注入された物質に対してのアレルギー反応によるものです。この反応は、刺されてすぐに反応する即時型反応と、刺されて1~2日後に痒みや発疹、水ぶくれなどを起こす遅延型反応があります。
治療には、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、ステロイド軟こう薬など症状に合わせて処方致します。
また、ハチのアレルギー反応ではアナフィラキシーに注意する必要があります。過去にハチに刺されたことがある方の一部にアレルギー反応を示す方がおられ、2回目以降刺されたことによってアレルギー症状が出てしまいます。
今までアレルギーが強く出現したことがある場合は、エペピン注射薬(自己注射)の携帯が必要になります。
当院で診察できるアレルギー疾患
- 小児の気管支喘息
- 気管支喘息の発作治療
- 気管支喘息の長期管理治療
- 小児のアレルギー性鼻炎(通年性、季節性)
- 小児の花粉症
- 舌下免疫療法
- 乳児アトピー性皮膚炎
- 幼児アトピー性皮膚炎
- 小児の食物アレルギー
- 新生児乳児消化管アレルギー
- 乳幼児接触性皮膚炎(よだれかぶれ、おしりかぶれ)
- 小児のアレルギー性結膜炎
- 小児のじんま疹・血管性浮腫
- アナフィラキシー
- 小児・学童の食物依存性運動誘発アナフィラキシー
- 思春期喘息
- 小児の咳喘息・慢性咳嗽
- 小児のアレルギーマーチ
- アレルギー児への適切な対応について
- 口腔アレルギー症候群
- 滲出性中耳炎
- 自己炎症性疾患(PFAPA 含む)
- 昆虫アレルギー(ハチを含む)
- ラテックスアレルギー
- 職業アレルギー
- 気管支喘息(成人)
- 難治性喘息(成人)
- 高齢者喘息
- 職業性喘息
- アスリート喘息
- 妊娠中の喘息
- アスピリン喘息
- 運動誘発喘息(成人)
- 咳喘息・慢性咳嗽(成人)
- 血管運動性鼻炎
- 慢性副鼻腔炎
- 副鼻腔炎気管支症候群
- 好酸球性副鼻腔炎
- アスピリン喘息に伴う副鼻腔炎
- アレルギー性真菌性副鼻腔炎
- 多発血管炎性肉芽種症(GPA)/Wegener 肉芽種症
- 膠原病・自己免疫疾患(血管炎、SLE など)
- 接触皮膚炎
- 春季カタル
- アトピー性角結膜炎
- 巨大乳頭結膜炎
- アトピー性眼瞼炎
- アトピー性白内障
- アトピー性網膜剥離
- 好酸球増多症候群
- 免疫不全症
- 胃・食道逆流症
- 接触性皮膚炎(学童・成人)
- ぶどう膜炎・胸膜炎
私たちはすべてのアレルギー疾患を一緒に診察するtotal allergist(総合アレルギー専門医)です。
total allergist(総合アレルギー専門医)は、日本アレルギー学会の目標にもなっています。当院院長の及川茂輝は日本アレルギー学会よりアレルギー専門医に認定されています。
アレルギー疾患のことなら何でもまず湘南台あかちゃんこどもクリニックにご相談ください。